キャラメル頭の君と、１ヶ月の同居ラブ｡

私は激しく後悔しながら､放課後の校内を歩いていた。　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　
私は今日１日……　　　　　

蒼が私の席の近くに消ゴムを落とし､拾おうと近づいて来たのに驚いて授業中に立ち上がり、

昼休み､トイレに行こうと立ち上がった蒼の肩がぶつかったのに驚いて走って逃げた。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そしてついさっき。　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
３日に１度の買い物､今日にしよう。　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
そう言おうと、人に聞かれないように顔を近づけて来たであろう蒼に驚いて､蒼を振り切って逃亡し、今に至る。　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ただのバカじゃん私……　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
蒼なんてなんにも悪くないのに……勝手に恥ずかしがって逃げてきてしまった事実に肩を落とす。　　　　　　　　　


「ねぇ。島崎さん、ちょ、ちょっと……はぁ話、はぁ、いい？」