キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
連れていかれたのは、人通りの少ない、今は使われていない上になぜつくられたのか校長すら知らないけど、鍵だけは空いている第4校舎の空き部屋だった。
用がなければこんなところ誰も来ないため、告白スポットとして生徒に活用されていると聞いたことがある。
「単刀直入にいうけど、私は蒼くんが好き。それで、一昨日の夕方、買い物に行ったら2人を見て、どういう関係なのか聞きたくてついて来てもらったの。叩いたりしないから安心して」
なんだ、見られちゃったのか。
車も無い私が、1人で3日分の食材を運ぶのが無理だという理由で2人で行っていたのだけど……あの時間に行ったのは迂闊だった。
周りにばらされたりしたらどうしよう。
そう思う反面、梨奈さんの目は、とても誠実に写った。
用がなければこんなところ誰も来ないため、告白スポットとして生徒に活用されていると聞いたことがある。
「単刀直入にいうけど、私は蒼くんが好き。それで、一昨日の夕方、買い物に行ったら2人を見て、どういう関係なのか聞きたくてついて来てもらったの。叩いたりしないから安心して」
なんだ、見られちゃったのか。
車も無い私が、1人で3日分の食材を運ぶのが無理だという理由で2人で行っていたのだけど……あの時間に行ったのは迂闊だった。
周りにばらされたりしたらどうしよう。
そう思う反面、梨奈さんの目は、とても誠実に写った。