キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
いつもと違う場所、私の家に、小さな私が寝ている。
「綾音~? お母さん会社行かなきゃいけないの。お父さんもお母さんも、今日はどうしても抜けられないの」
あれは……お母さん?
今よりふた回りほど若い。
「だいじょうぶ」
「なにかあったら……ううん。何もなくても、寂しくなったりしたら蒼ちゃんの家に入れて貰いなさい。今日は蒼ちゃんと遊ぶ約束もしてたんでしょう? あそこの家族ならきっと入れてくださるから」
蒼ちゃん? 蒼の事? やっぱりこれは、ホントにあったこと。
そして、少し考えれば分かったこと。
「綾音~? お母さん会社行かなきゃいけないの。お父さんもお母さんも、今日はどうしても抜けられないの」
あれは……お母さん?
今よりふた回りほど若い。
「だいじょうぶ」
「なにかあったら……ううん。何もなくても、寂しくなったりしたら蒼ちゃんの家に入れて貰いなさい。今日は蒼ちゃんと遊ぶ約束もしてたんでしょう? あそこの家族ならきっと入れてくださるから」
蒼ちゃん? 蒼の事? やっぱりこれは、ホントにあったこと。
そして、少し考えれば分かったこと。