キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
結局家につく前に倒れて、平日の大人が仕事なんてとっくに知っていた蒼が不審に思って来てくれたお陰で、すぐに蒼のうちで看病して貰えて……
『あやねっこのてがみはなに? ねつあるのになんでぼくにうそつこうとしたの? ぼくはいつだってあやねをまもりたいのに、こんなことされたらまもれないよっ!』
蒼は昔からこんな話し方だった。
怒ってるのに優しい口調。
でも怒ってるのに変わりはなくて、私はこの日初めて蒼に怒られたから、怖くて悲しくてわんわん泣いた。
どう考えても自分が悪いのに泣く私を、小さな蒼は、
『あやね……ごめんね。なかないで』
そう言って抱き締めてくれてた。
それが嬉しくて、本当は寂しかったのだと聞いてほしくて、思い切り甘えたあと、蒼と同じベッドで眠った。
『あやねっこのてがみはなに? ねつあるのになんでぼくにうそつこうとしたの? ぼくはいつだってあやねをまもりたいのに、こんなことされたらまもれないよっ!』
蒼は昔からこんな話し方だった。
怒ってるのに優しい口調。
でも怒ってるのに変わりはなくて、私はこの日初めて蒼に怒られたから、怖くて悲しくてわんわん泣いた。
どう考えても自分が悪いのに泣く私を、小さな蒼は、
『あやね……ごめんね。なかないで』
そう言って抱き締めてくれてた。
それが嬉しくて、本当は寂しかったのだと聞いてほしくて、思い切り甘えたあと、蒼と同じベッドで眠った。