幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「騒がしいねー」



なんて、言いながら教室に入ってきたクラス委員長。

南條くんだ。

 
「南條くん!」

「おはよう。有村さん、葉月さん」

「おはよーっ!」

「……おはよう」



南條くん!

朝からなんて爽やかなの!

まだ残暑が残る10月だというのに、6月の爽やかな風を巻き起こしているよ!


私の視線は、水樹兄弟から南條くんへと移る。

南條くん、クラスの男子に宿題のノート見せている。

優しいなぁ。

クラス委員長だけあって、クラスメイトからの人気も信頼度も高い。


さすが、南條くん!
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