幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「ほら。なに、ボケーッとしているんだ。練習するんだろ?」
いつの間にか、唯斗くんの手は私の腕から離れていて。
ボールをバウンドさせながらゴールまで歩いている。
す、すごい。
私、ドリブルも出来ないのに。
唯斗くんはそれを簡単にやって見せるからすごい。
「春馬くんは? 練習しないの?」
春馬くんに顔を向けると、春馬くんは柔らかく微笑んでいて。
だけど、少し気だるそうで。
眠そうで。
あくびをしながら言った。
「僕は借り物競争に出るからね。バスケはやらないよ」
「みんなで練習したら楽しいのに」
「見ているのも楽しいから」
春馬くんは鞄をベンチに置いて、その隣に座った。
いつの間にか、唯斗くんの手は私の腕から離れていて。
ボールをバウンドさせながらゴールまで歩いている。
す、すごい。
私、ドリブルも出来ないのに。
唯斗くんはそれを簡単にやって見せるからすごい。
「春馬くんは? 練習しないの?」
春馬くんに顔を向けると、春馬くんは柔らかく微笑んでいて。
だけど、少し気だるそうで。
眠そうで。
あくびをしながら言った。
「僕は借り物競争に出るからね。バスケはやらないよ」
「みんなで練習したら楽しいのに」
「見ているのも楽しいから」
春馬くんは鞄をベンチに置いて、その隣に座った。