幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
うん。
念力さえ送ればシュートは決まるはず。
なんとかなるはず!
私はボールを投げた。
だけど。
ボールはゴールより1メートル手前で落ちた。
小さなバウンドをしながらコロコロと転がっていった。
は、恥ずかしい……。
念力も届かなかったじゃん!
唯斗くんは『下手くそか』なんて顔で見ているし、春馬くんを見れば苦笑いをしていた。
だから、バスケは苦手なんだって!
「なんで、バスケ選んだんだよ」
唯斗くんが問う。
体育祭でバスケの種目を選んだ理由……。
そんなこと、話せるはずがない!
南條くんと同じ競技だから、なんて言えるわけがない!
そう思っていたのに。
「美羽ちゃんは、南條くんがいるからバスケにしたんだよね?」
なんて、さらりと言ってしまう春馬くん。
私の心を読まないで!
事実だけど!
口にして良いことと悪いことがある!
念力さえ送ればシュートは決まるはず。
なんとかなるはず!
私はボールを投げた。
だけど。
ボールはゴールより1メートル手前で落ちた。
小さなバウンドをしながらコロコロと転がっていった。
は、恥ずかしい……。
念力も届かなかったじゃん!
唯斗くんは『下手くそか』なんて顔で見ているし、春馬くんを見れば苦笑いをしていた。
だから、バスケは苦手なんだって!
「なんで、バスケ選んだんだよ」
唯斗くんが問う。
体育祭でバスケの種目を選んだ理由……。
そんなこと、話せるはずがない!
南條くんと同じ競技だから、なんて言えるわけがない!
そう思っていたのに。
「美羽ちゃんは、南條くんがいるからバスケにしたんだよね?」
なんて、さらりと言ってしまう春馬くん。
私の心を読まないで!
事実だけど!
口にして良いことと悪いことがある!