幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
教室で固まってしまった私に『おはよう』って挨拶をしてくれた。
『朝から大変だったね』って気遣ってくれた。
それから、クラスメイトの前で体育祭委員を推薦してくれたのが南條くん。
誰もやりたがらない、暑苦しそうな体育祭委員。
最初は『押し付けられた?』と思ったけど、それは私の考えすぎで。
南條くんは言ってくれたんだ。
『有村さんが委員をやってくれたら、体育祭でうちのクラスが勝てる気がするんだよね』
って。
一瞬どういう意味か分からなかったけど、その話には続きがあって。
『体育の授業、誰よりも頑張っている有村さんだから、絶対優勝に導いてくれる!』
『優勝したら賞品がもらえるんだよ?』
って、冗談も添えて。
あのとき、私は救われた。
それまで話しかけてくれなかったクラスメイトたちが声をかけてくれるようになった。
私も。
話しかけることが出来るようになった。
それは今でも忘れられないエピソード。
だから今の私があるんだ。
そんなことを思い出していたら、泣きそうになった。
『朝から大変だったね』って気遣ってくれた。
それから、クラスメイトの前で体育祭委員を推薦してくれたのが南條くん。
誰もやりたがらない、暑苦しそうな体育祭委員。
最初は『押し付けられた?』と思ったけど、それは私の考えすぎで。
南條くんは言ってくれたんだ。
『有村さんが委員をやってくれたら、体育祭でうちのクラスが勝てる気がするんだよね』
って。
一瞬どういう意味か分からなかったけど、その話には続きがあって。
『体育の授業、誰よりも頑張っている有村さんだから、絶対優勝に導いてくれる!』
『優勝したら賞品がもらえるんだよ?』
って、冗談も添えて。
あのとき、私は救われた。
それまで話しかけてくれなかったクラスメイトたちが声をかけてくれるようになった。
私も。
話しかけることが出来るようになった。
それは今でも忘れられないエピソード。
だから今の私があるんだ。
そんなことを思い出していたら、泣きそうになった。