幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
目が覚める。

ぼんやりとした視界がだんだんクリアになっていく。


あぁ、私眠っていたのか。

ソファで眠っていても体が痛くないなんて、快適なソファ……。

もう一度、ソファに体を預けようとしたとき。


私はハッとした。



「えっ⁉ いま何時⁉」



体を起こして、壁に掛かっている時計を見れば11時を示していた。


えっ、もう11時なの⁉

完全に寝ていたよ!

唯斗くんと春馬くんは⁉

帰ってきているの⁉

でも、そんな気配は……。


慌ててソファを飛び降り玄関へ向かう。

これで、2人の靴があれば、もう帰ってきていることになるけど……!


玄関にたどり着いた私は、さっそく靴チェック。
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