幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
言葉が出ないとはまさにこのこと。
南條くんの言葉が突き刺さる。
私と琴音ちゃんがギクシャクした理由は、今も分からない。
それからお互い距離を取るようになって。
挨拶もまともに出来ない日々も続いていた。
そのことは南條くんにも相談していたのに。
なんで、私が責められるの?
確かに、今日も挨拶は出来なかった。
だけど、それは琴音ちゃんも同じで。
まともに会話ができていない。
それが琴音ちゃんを傷つけているって南條くんは言いたいの?
それとも、他の理由?
私自身が気付かないうちに琴音ちゃんを傷つけているって言いたいの?
「無言? これから体育祭なんだから、空気悪くするのはやめてほしいんだけどな」
「……」
「体育祭委員に有村さんを推薦したのは間違っていたかもね」
そう言って南條くんは、いつもの仲良しグループに溶け込んでいった。
私はその背中を静かに見送った。
視界の端に琴音ちゃんの姿も映った。
だけど一瞬で目をそらされ、琴音ちゃんは山下さんグループに混ざっていった。
南條くんの言葉が突き刺さる。
私と琴音ちゃんがギクシャクした理由は、今も分からない。
それからお互い距離を取るようになって。
挨拶もまともに出来ない日々も続いていた。
そのことは南條くんにも相談していたのに。
なんで、私が責められるの?
確かに、今日も挨拶は出来なかった。
だけど、それは琴音ちゃんも同じで。
まともに会話ができていない。
それが琴音ちゃんを傷つけているって南條くんは言いたいの?
それとも、他の理由?
私自身が気付かないうちに琴音ちゃんを傷つけているって言いたいの?
「無言? これから体育祭なんだから、空気悪くするのはやめてほしいんだけどな」
「……」
「体育祭委員に有村さんを推薦したのは間違っていたかもね」
そう言って南條くんは、いつもの仲良しグループに溶け込んでいった。
私はその背中を静かに見送った。
視界の端に琴音ちゃんの姿も映った。
だけど一瞬で目をそらされ、琴音ちゃんは山下さんグループに混ざっていった。