幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
琴音ちゃんの本音を聞けた。
こうして、琴音ちゃんに抱きしめてもらっている。
また、琴音ちゃんのことを”親友”と呼んでいいんだよね?
大好きな友達です、って胸を張って言えるよね?
「琴音ちゃん」
私が琴音ちゃんに伝えたいこと。
「……?」
「私、南條くんのこと、本当は好きじゃなかったみたい!」
「え……?」
「付き合っていたけど、やっぱり違うなぁって思ったの」
そう言って笑う私。
半分、本音。
半分、嘘。
南條くんが見ていたのは、ずっと琴音ちゃんだったから。
私じゃなくて琴音ちゃんだった。
だから、そのまま付き合っていても幸せになんてなれない。
だから、私は南條くんに別れを告げたことに抵抗はなかった。
こうして、琴音ちゃんに抱きしめてもらっている。
また、琴音ちゃんのことを”親友”と呼んでいいんだよね?
大好きな友達です、って胸を張って言えるよね?
「琴音ちゃん」
私が琴音ちゃんに伝えたいこと。
「……?」
「私、南條くんのこと、本当は好きじゃなかったみたい!」
「え……?」
「付き合っていたけど、やっぱり違うなぁって思ったの」
そう言って笑う私。
半分、本音。
半分、嘘。
南條くんが見ていたのは、ずっと琴音ちゃんだったから。
私じゃなくて琴音ちゃんだった。
だから、そのまま付き合っていても幸せになんてなれない。
だから、私は南條くんに別れを告げたことに抵抗はなかった。