幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
4人掛けのソファ席に案内された私たち。
温かいココアを頼んでから、琴音ちゃんは切り出した。
「なにがあったの?」
……今更だけど、話してもいいのだろうか。
話の流れから、同居していることもバレてしまうかもしれない。
そうなったら、唯斗くんや春馬くんと一緒にいられなくなる。
でも。
この感情をひとりで抱えきれない。
黙る私に琴音ちゃんは頭を撫でてくれた。
「美羽。私が言った言葉、覚えている?」
「……」
「私は、美羽が唯斗先輩や春馬先輩とどんな関係になっても、美羽が好き。……そう言ったの、覚えている?」
……覚えている。
琴音ちゃんは“私”を“私”として見てくれているんだ、って思った瞬間だったから。
私は、コクン、と頷く。
「美羽が悩んでいるのって、先輩たちのことでしょ?」
「……うん」
「話してよ。私は美羽の味方なんだから」
琴音ちゃんの温かい言葉に、私は感情のままに話し始めた。
温かいココアを頼んでから、琴音ちゃんは切り出した。
「なにがあったの?」
……今更だけど、話してもいいのだろうか。
話の流れから、同居していることもバレてしまうかもしれない。
そうなったら、唯斗くんや春馬くんと一緒にいられなくなる。
でも。
この感情をひとりで抱えきれない。
黙る私に琴音ちゃんは頭を撫でてくれた。
「美羽。私が言った言葉、覚えている?」
「……」
「私は、美羽が唯斗先輩や春馬先輩とどんな関係になっても、美羽が好き。……そう言ったの、覚えている?」
……覚えている。
琴音ちゃんは“私”を“私”として見てくれているんだ、って思った瞬間だったから。
私は、コクン、と頷く。
「美羽が悩んでいるのって、先輩たちのことでしょ?」
「……うん」
「話してよ。私は美羽の味方なんだから」
琴音ちゃんの温かい言葉に、私は感情のままに話し始めた。