幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
唯斗くんの悩み。
使っていたボールを片付け始める部員たち。
もちろんその中には唯斗くんもいる。
って、やばい!
ボールやモップを片付けるってことは、この倉庫に人が来るってことじゃん!
私が隠れていることがバレてしまう!
ひとり、倉庫内でアワアワしていると。
「今日の片づけは俺がやっときます!」
と、南條くんがフォローを入れてくれた。
最初は戸惑う部員たちだったけれど、南條くんの勢いに押されてか、
「おう! 頼むわ!」
そう言って、体育館を出て行った。
危なかった……。
だけど、ほっとするにはまだ早かった。
部員たちはぞろぞろと体育館を出て行ったけれど、唯斗くんは残っている。
「南條は人が良すぎる。良いところではあるが、他の部員のためにならない」
「すみません。でも、今日は……」
「今日は、なんだ?」
やばい!
やばいじゃん!
唯斗くんはバスケットボールの入ったカゴに手をかけて、片付けを再開しようとしているし。
南條くんもそれには慌てていた。
それは私が倉庫に隠れているってことを唯斗くんに知られないようにするためだろう。
だけど、唯斗くんは鋭くて。
もちろんその中には唯斗くんもいる。
って、やばい!
ボールやモップを片付けるってことは、この倉庫に人が来るってことじゃん!
私が隠れていることがバレてしまう!
ひとり、倉庫内でアワアワしていると。
「今日の片づけは俺がやっときます!」
と、南條くんがフォローを入れてくれた。
最初は戸惑う部員たちだったけれど、南條くんの勢いに押されてか、
「おう! 頼むわ!」
そう言って、体育館を出て行った。
危なかった……。
だけど、ほっとするにはまだ早かった。
部員たちはぞろぞろと体育館を出て行ったけれど、唯斗くんは残っている。
「南條は人が良すぎる。良いところではあるが、他の部員のためにならない」
「すみません。でも、今日は……」
「今日は、なんだ?」
やばい!
やばいじゃん!
唯斗くんはバスケットボールの入ったカゴに手をかけて、片付けを再開しようとしているし。
南條くんもそれには慌てていた。
それは私が倉庫に隠れているってことを唯斗くんに知られないようにするためだろう。
だけど、唯斗くんは鋭くて。