幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「なにか隠しているな?」
「……」
「言ってみろ」
唯斗くんの圧力は凄かった。
これはさすがの南條くんでも耐えられなかったみたいか、事実を話し始めた。
「あ、有村さんが、」
「美羽?」
「はい。バスケ部を見学したいとのことだったので、倉庫から見学してもらうことを勧めました」
「なんで倉庫なんだ?」
「部員たちの気を散らせたくないから、邪魔になりたくないから……、と」
南條くんの言葉にため息をつく唯斗くん。
そのため息は南條くんに向けてなのか、私に向けてなのか。
分からないけれど、唯斗くんは呆れている様子だった。
「分かった。これは俺が片付けるから、南條は教室に戻れ」
「……はい。すみません」
そう言って南條くんは静かに体育館を出て行った。
一瞬、私がいる倉庫を見て申し訳なさそうな顔をしていた。
……あとで南條くんにはお礼を言っておこう。
「……」
「言ってみろ」
唯斗くんの圧力は凄かった。
これはさすがの南條くんでも耐えられなかったみたいか、事実を話し始めた。
「あ、有村さんが、」
「美羽?」
「はい。バスケ部を見学したいとのことだったので、倉庫から見学してもらうことを勧めました」
「なんで倉庫なんだ?」
「部員たちの気を散らせたくないから、邪魔になりたくないから……、と」
南條くんの言葉にため息をつく唯斗くん。
そのため息は南條くんに向けてなのか、私に向けてなのか。
分からないけれど、唯斗くんは呆れている様子だった。
「分かった。これは俺が片付けるから、南條は教室に戻れ」
「……はい。すみません」
そう言って南條くんは静かに体育館を出て行った。
一瞬、私がいる倉庫を見て申し訳なさそうな顔をしていた。
……あとで南條くんにはお礼を言っておこう。