幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「いたい……」



現実なんだ。

私。

アイドルになれたんだ!


琴音ちゃんに報告しなきゃ!

そう思って携帯をポケットから取り出そうとする私。

あ、携帯は控え室の鞄の中だ……。

ひとり、急いで控え室に戻り、帰り支度をする。

琴音ちゃんに最終審査合格のメッセージを送ろうしたけどやめた。


報告は直接したいから!

私の足取りは軽く、スタッフの方々に挨拶をしながら会場を後にした。


最終審査……。

合格!
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