幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
琴音ちゃんと審査会場の話とか今後の話、雑談をしてからファミレスをあとにする。

最寄り駅で解散する私たち。

琴音ちゃんは別れ際、最後まで手を振ってくれた。

そんな琴音ちゃんの笑顔が心に染みる。


……今もアイドルになった実感は湧かない。

だけど、それは徐々に実感してくるものだろう。

審査に合格したからといって、なまけてはいけない。


……私は、アイドルになったんだ。

私は私らしく。

アイドルとして頑張ろう。


そう心に決めて帰宅したのだった。
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