幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「……なに? 美羽に熱い視線送られても嬉しくない」
「ひどいっ」
冗談なのか本気なのか……。
そんな言葉を放つ彼女は、私の親友、葉月 琴音。
琴音ちゃんはサバサバ系女子の代表って感じがする。
今もバッサリ切り捨てられたし。
だけど、琴音ちゃんは私が困っているとき、いつも助けてくれる。
それこそイケメン! って、感じがする。
「今、失礼なこと考えたでしょ」
「いや、そんなことないよ⁉ むしろ誉めた! 心の中で!」
「じゃあ、なんて言ったのさ?」
「そ、それは。……ナイショ?」
……言えない。
女子力を極めたいと普段から決まり文句のように言っている琴音ちゃんに“イケメン”のワードはタブーだ。
そんなことを言った日には、琴音ちゃんになにをされるか分からない。
私は苦笑いを残してその場を後にした。
「ひどいっ」
冗談なのか本気なのか……。
そんな言葉を放つ彼女は、私の親友、葉月 琴音。
琴音ちゃんはサバサバ系女子の代表って感じがする。
今もバッサリ切り捨てられたし。
だけど、琴音ちゃんは私が困っているとき、いつも助けてくれる。
それこそイケメン! って、感じがする。
「今、失礼なこと考えたでしょ」
「いや、そんなことないよ⁉ むしろ誉めた! 心の中で!」
「じゃあ、なんて言ったのさ?」
「そ、それは。……ナイショ?」
……言えない。
女子力を極めたいと普段から決まり文句のように言っている琴音ちゃんに“イケメン”のワードはタブーだ。
そんなことを言った日には、琴音ちゃんになにをされるか分からない。
私は苦笑いを残してその場を後にした。