幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
部屋の案内をされて、各自荷物を整理する。

私は階段を上って突き当りの部屋。

私の部屋の隣は春馬くん、そしてその奥が唯斗くんだ。


簡単に荷物を片付けていく私。


えっと。

この服はクローゼットにしまって……。


部屋にはクローゼットやベッド、テーブルなど、しっかりと家具が準備されていた。

不便さが感じられない部屋。

凄いと思う。

今日だけで何度、水樹兄弟への凄さへのため息が出たか。

数えられないよ。


それにしても、本当に今日から水樹兄弟と一緒に暮らすのか……。

なんか、大変そう。

だって彼らの仕事や都合に合わせて食事の時間を決めるんでしょ?

私も学校がある中、3人分の洗濯物も干さなきゃいけないし。

想像の何倍も広い家の中を掃除しないといけないし。

本当に家政婦。

ただ働きの家政婦。


……まあ、家賃とか気にしないで住めるんだったらいいけど。
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