幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
*第2章*

体育祭練習。

翌朝。

アラームが鳴って目が覚めたのは5時半。

これだけ早く起きれば、朝食も余裕を持って作れる……。

と、思って階段を下りる私。


まずは、顔を洗おう。


リビングへ降りた私。

シン……、としたリビング。

リビングには誰の気配もなかった。


私が1番最初に起きたのかな?

なんて、軽く考えながら洗面所へ向かう。

顔を洗い終わると、再びリビングへ。


やっぱり、誰もいないや。

……朝食、作るか。



「今日の朝ご飯は……」



キッチンの冷蔵庫を開けながら、メニューを考えていると。



「美羽ちゃん、おはよう」



春馬くんが少し眠そうに階段を下りてくる。

腕時計を見れば、まだ6時前。


……早起きだなぁ。

あ、お仕事が朝からあるとか?

それだったら、早く朝食を作らないと。
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