隣の住人。




そう言い放ったあいつは私の前を歩いている。



同じ方向すぎて笑える…

これじゃ、私がストーカーしてるみたいじゃん。




私は、あいつを見ないようにスマホを見ながら歩いていたら…急に立ち止まったあいつにぶつかってしまった。




は?わざと?

どれだけ、意地悪な事しか出来ないわけ?




謝る気にもならなかった…




「痛てぇ」

『最低』

「ごめんねとか言わないの?」



と、

謝る事を求めてくるあいつを無視して、歩き続けたら後ろから肩に手を回してきた。





まじ、キモい…

馴れ馴れしい感じがウザすぎた。



それなりに、ここは人通りもあるし…恋人じゃないのに肩に手を回されてる感じが嫌だった。





『これやだ』


と、

言うと勘違い男は手を握ってきた。









< 106 / 370 >

この作品をシェア

pagetop