隣の住人。
そう言い放ったあいつは私の前を歩いている。
同じ方向すぎて笑える…
これじゃ、私がストーカーしてるみたいじゃん。
私は、あいつを見ないようにスマホを見ながら歩いていたら…急に立ち止まったあいつにぶつかってしまった。
は?わざと?
どれだけ、意地悪な事しか出来ないわけ?
謝る気にもならなかった…
「痛てぇ」
『最低』
「ごめんねとか言わないの?」
と、
謝る事を求めてくるあいつを無視して、歩き続けたら後ろから肩に手を回してきた。
まじ、キモい…
馴れ馴れしい感じがウザすぎた。
それなりに、ここは人通りもあるし…恋人じゃないのに肩に手を回されてる感じが嫌だった。
『これやだ』
と、
言うと勘違い男は手を握ってきた。