隣の住人。




『付き合ってる?』

「え、付き合ってないの?セフレみたいな?」

『あ、多分昨日からかな』

「昨日?ホヤホヤだね」

『色々あって…』






話しているうちに色々、思い出して不安に陥ってしまった。



なぜだろう。

どんどん、体が震えてくる感覚だった。



しかも、周りは男の人ばっかりで…どうすればいいかわからずベッドの上で謙人を待つしかなかった。

私の心臓がバクバクしすぎて一瞬、死ぬのかなと思ったけど簡単に死なないらしい。





「大丈夫?顔色悪いよ」

『…大丈夫です、何とか』

「謙人、呼んでくる?」

『大丈夫です』


と、

必死に笑顔を作ったけど…笑えているかな。






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