隣の住人。




「ひなってわかりやすい!彼氏できると音信不通になるんだもん」



確かに。

またまたイタイところを突けられた気が…





『見破られて恥ずかしい』

「いつ付き合ったの?」

『1.2…4日前かな』

「どこで会ったの?バイト先?」

『違うよ、色々あって…』

「色々って何?話せる事?」

『ん〜…話したいけど、テレビ電話しよ』



と、

言ってテレビ電話に切り替えた。




優香の顔を見れば、話せる気がしたけど…引っ張られる感覚がまだあって怖かった。


けど、

乗り越えるには話すしかないのかも…



そう思って、勇気を出して話始めた。





『友達と駅に向かっている時に知らない男に連れて行かれそうになったの。その時に隣の住人が助けてくれて…』






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