隣の住人。
私のメイクを怠そうにしながらも待ってくれていた。
私の膝でスマホを触っている…
そんな、可愛いところもあるんだね。
独り言を話している思ったら電話をしていて驚いたけど…それ以外は特になにもなく。
「もう終わる?」
『あと10分くらい』
「終わったら起こして」
と、
言って謙人は私の膝で一寝入りしていた。
寂しいけど…寝ている間にメイクを終わらせちゃいましょう。
あと少しで終わるというところで謙人のスマホが爆音で鳴った。
起きている私まで「うるさ!」と言ってしまったくらい。
謙人は寝ぼけながら電話に出ていた。
「ん」
「了解、車で寝させて。うん、わかった〜」