隣の住人。
海は人が多かった。
驚くほど人、人、人の数で驚いた…
地元の海でも、こんな人はいない。
やっぱり、都会っていう感じがした。
空いているところに、シートとテントを広げて早速くつろいでいた。
「先輩、お腹すいてるんですよ」
「だから?」
「あれ食べたいな」
と、
後輩たちの目線は海の家にあった。
謙人が後ろを振り返ると、目を擦って「俺には見ない」と断っていた。
可哀想…
謙人の後輩も私にとったら先輩だけど…私が買ってあげたいくらいだった。