隣の住人。
久しぶりにスマホを見ると、4時すぎだった。
みんな夜遅くまで、元気すぎる。
彼氏の膝に寝転んでる彼女もいれば、まだまだ元気そうな女の子達。
羨ましい限りだけど…私はそろそろ限界。
目がしょぼしょぼしてくるし…頭が回らない。
『謙人、寝たい』
と、
小さな声で言うと「上使っていい?」と浜くんに許可を取ってくれた。
「いいよ」
「上、行こう」
『謙人も来て』
「行くよ」
そう言ったけど、右手にはちゃっかりビールを持っていた。
寝る気ゼロ。
私が寝るまでそばにいてくれるのかな。
部屋から出た瞬間、謙人に飛びつくとそのまま抱っこして2階まで連れて行ってくれた。