隣の住人。




久しぶりにスマホを見ると、4時すぎだった。

みんな夜遅くまで、元気すぎる。




彼氏の膝に寝転んでる彼女もいれば、まだまだ元気そうな女の子達。



羨ましい限りだけど…私はそろそろ限界。

目がしょぼしょぼしてくるし…頭が回らない。





『謙人、寝たい』


と、

小さな声で言うと「上使っていい?」と浜くんに許可を取ってくれた。





「いいよ」

「上、行こう」

『謙人も来て』

「行くよ」





そう言ったけど、右手にはちゃっかりビールを持っていた。



寝る気ゼロ。

私が寝るまでそばにいてくれるのかな。




部屋から出た瞬間、謙人に飛びつくとそのまま抱っこして2階まで連れて行ってくれた。





< 193 / 370 >

この作品をシェア

pagetop