隣の住人。
「まじお願い、神様〜」
と、
空に向かって神頼みしていたけど…
残念ながら、帰りも運転する運命だったよう。
じゃんけんが終わった謙人は肩を落として、私の元に戻ってきた。
『どんまいだね』
「最悪」
慰めにきてくれた大地くんとノリでもう一度じゃんけんをしていたけど…負けていた。
運が悪すぎて逆に笑える。
謙人は、私の膝で少しの間落ち込んでいた。
そんな姿も可愛く思えたのは私だけだろうか…
「ひなのジュース貰おう」
『一緒に飲もう』
こんな大人数いる中で、謙人と私だけジュースで乾杯した。
わざと謙人の前でビールを飲む優さん。
謙人に頭を叩かれ、攻撃されていた。
何だか、地元の友達に会いたくなる雰囲気だった。