隣の住人。




次の日は、狭い台所に一緒に立って料理をすることに…




『チャーハン作って』

「チャーハン?」


と、

首を傾げながらも手際は良く見えた。




冷蔵庫に入っている卵とウィンナーとネギだけで作っていた。

一緒に台所に立ったものの…私は特にやることなく、途中から部屋でくつろいでいた。





「ひな〜さぼるな!」

『何やればいいの?』

「卵割って」




割る!?上手に出来るかな…

不安ながらもやってみたら意外とできた。



やればできる子だと自画自賛していたら、変な目で見られてしまった。





「ここ入れて」

『入れます』



謙人が振っていたフライパンの中に卵を投入したら、いい感じのに匂いになってきた。



普通に美味しそう〜

早く食べたくて、摘んだら美味しくて驚いた。





『美味しい、早く食べよう』




一つのお皿に山盛りにして、2人で突っついて食べた。



この短時間で、

作ったとは思えないほど、美味しかった。





『いい感じ』

「いい」

『謙人、料理担当だね』

「担当って何それ」




すぐに完食。

大満足のお昼ご飯になって謙人に感謝だった。




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