隣の住人。




謙人のせいで、冬休みのリズムが崩れたままだから全然眠くならなかったけど…みんなはそうもいかない。



自然と2時すぎにお開きになった。

すごく、楽しかったし…またすぐ会いたい。




極端な事を言うけど、私は地元のメンバーと謙人がいたら生きて行ける自信がある。


変な自信だし、

自慢にならないけど…それくらい大好き。



じいじの事で、頻繁に帰って来ようと思っているし…その度とはいかなくてもたまに会えたらいいなと思う。





家に帰る途中、街頭がない道が怖くて謙人に電話をしたけど…出てくれなかった。



大盛り上がり中なのかな…

寂しいけど、我慢するしかない。




伊豆旅行と地元帰省を逆にすれば良かったかなとか、後悔が頭を駆け回っていた。




『謙人の声が聞きたい〜』



徒歩で20分。

謙人の事を考えすぎて頭が痛いくらい…



やっとの思いで、家に着いて…お風呂に入ってベッドに入ったタイミングで謙人から電話がかかってきた。




「ひな、元気?」

と、

電話元でテンションの高い謙人。




酔っ払い口調な謙人は付き合って初めてかもしれない。






『今年もよろしくね』

「こっちこそ、お願いね〜」




凄くテンションが高くて、さすがについていけず…短い時間で電話を切った。



どれだけ、お酒を飲んだんだろう。

私には、想像出来ないくらいなんだろうな。





想像しただけでも、身体を壊しそうだし…恐ろしかった。





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