隣の住人。



残りの冬休みは、お家でまったりしていた。



謙人とお昼前まで、寝て…

起きたらテレビを見たりスマホを見たり。




珍しく、謙人の友達も来なくて2人で過ごしていた。



こんな、休日も新鮮でいい。

話さなくても落ち着く感じがとても助かる。





冬休みが終わる日は学校の課題に追われていた。


課題、課題で…

謙人の事を蔑ろしていたらふてくされてしまった。




そんな一面もある事に笑ってしまった。

地元から帰って来てから、べったりで可愛い。





『謙人くん、怒ってるの?』

「怒ってないよ」

『ひなが課題してたから?ごめんね』

「課題やってていいよ」




ほら。

完全に拗ねてるじゃん。




こんな姿も可愛いと思ってしまう私は馬鹿だろうか。




『謙人、可愛い』と、抱きしめると拗ねている謙人くんは抱きしめてくれず…スマホをいじって、必死に抵抗していた。




でも、


キスしたり…

甘えているとやっと機嫌を直してくれたみたい。





「学校行っても俺のこと忘れるなよ」

『忘れないよ〜ずっと考えてる』





もう、好き。

好きが溢れてやばい。



思いが止まらなくて、いっぱいキスをしたら笑って受け止めてくれた。




最高な彼氏。

いつまでも、謙人のままでいてほしい。



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