隣の住人。
色々考え事をしていたから、あっという間には感じなかったけど…いい時間だった。
「ひな、待たせてごめん」
と、
大好きな人の声が後ろから聞こえた。
私が手を伸ばすと、謙人も手を伸ばしてくれて自然と手を繋いだ。
『ゆっくり、お話し出来た?』
「できた、ありがとう」
さっきの表情とは比べ物にならないくらい、優しい顔をしていた謙人。
何だか、安心した。
この笑顔を奪う、あの人たちは絶対許さない。
帰りも駅までタクシーに乗って、帰宅した。
帰宅する前にファミレスでご飯を食べたから、今はお腹いっぱいで大満足な私。
今日だけでも、
色々なことがありすぎて疲れてしまった。
謙人は、帰って早々ベッドに直行。
「一緒に寝る?」と誘われたから、私も寝た。