隣の住人。



アウトレットが広すぎて、回りきれず…閉店ギリギリまでいた私たち。




車に戻った頃には、ヘトヘトだった。


海くんは、

これから運転だと思うと申し訳なかった。




『運転、大丈夫そう?』

「大丈夫だよ」

『ありがとう』

「けど、出発前に…」



と、

言って大胆にキスをしてきた海くん。






何だか、可愛く見えた。

これでいいなら何度キスしてもいいよ。




一日中一緒にいられて幸せだった。




それに、2時間の道のりを文句1つも言わず…運転をしてくれた。




うちまで、送ってくれて…

最後の最後に、買った洋服達の荷物を家まで運んでくれた海くん。





「ここでいいよ、じゃね」

と、

玄関で海くんとバイバイした。






優しすぎて逆に胸が痛い。




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