隣の住人。
そのまま2人して、お昼寝をして起床したらいい感じの時間だった。
「夜ご飯食べに行く?」
と、
海くんが提案をしてくれて外に出た。
事前に手を重ねて、歩いて駅の方向へ向かった。
『海くん、お酒飲むの?』
「飲むよ」
『じゃ、飲み屋さん入る?』
「いいの?嬉しい〜」
この反応を見ているとお酒好きって感じ…
私は、ここに住んで数ヶ月だけど…
土地勘もなければ、お店もわからなかった。
海くんの目利きだけで、お店を選び入店した。
「いらっしゃいませ〜」
と、
飲み屋のテンションで出迎えてくれた店員さん。
「2人?」
「2人です!」
都会の飲み屋って感じだった。
初めてのこの雰囲気に、圧倒されていた私。
そんな私の手を引っ張ってリードしてくれた海くんの背中は逞しかった。
『よく飲み屋来るの?』
「たまに」
『そうなんだ〜』