隣の住人。




テーブルに座って、キョロキョロと周りを見渡しいると嫌な物が目に入ってきた。




何でこう言う運命なんだろう…

なぜ、こうやって会ってしまうんだろう。





よりによって、この人のバイト先に遊びに来ちゃう感じが気まずすぎた。





「彼氏さん?」

と、

馴れ馴れしく話しかけてきた隣の住人。




海くんに誤解されるからやめてほしい。

何もしないから、話しかけないで頂きたい。






「ひなの友達?」

「そんな感じですね…」





友達になった覚えはないし、気楽に話す関係でもない。



ただの隣の住人っていうだけ…



もう、今すぐいなくなってほしい。

海くんがいなかったら、今すぐ立ち去りたい。





「何飲む?」

「とりあえず、ビールとひなは?」

『オレンジジュースがいい』

「了解」





それに、なぜタメ口なの?



百歩譲って私にはタメ口でいいけど…年齢も知らない海くんにタメ口はどうなのかなと思うんだけど…



この人に常識を求めたらダメかもしれない。

とりあえず、イライラが止まらない。




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