隣の住人。




「お待ち」

「ありがとうございます」



と、

テーブルに飲み物を置くと颯爽と違う席に行って仕事をしていた隣の住人さん。





見る感じ仕事はできる感じの雰囲気。



結構、頼られている存在なのかな。

ここまで聞こえる返事を何度もしていた。



いつの間にか、無意識で隣の住人さんを目で追ってた私。





「何の友達?」


との、

海くんの質問で我に帰った感じだった。




『友達というか顔見知り程度』

「そうなんだ」





さすがに、

隣の住人とは言う事ができなかった。



やましいことはないけど…海くんに誤解されたくないという変な考えがよぎってしまって言わなかった。



…言えなかった。

といった方が正しいだろうか。






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