隣の住人。
家に帰った後はすぐ寝てしまったみたい。
お風呂に入り、自分の部屋に行った後の記憶がなくて…気づいたら次の日だった。
幸せすぎるけど…こうやって、過ごしているうちに帰る日になっちゃうんだろうな。
1日1日を大切にしたい。
部屋でぼーっと過ごしていると突然、部屋のドアが空いて見たら兄の蓮だった。
「ひさ〜」
『久しぶり、蓮!』
横には蓮の娘の芽衣もいて、険しそうに私をみていた。
蓮の足に必死でしがみついて、いかにも「来たら泣きますよ」みたいな顔をしている…
その必死加減に、笑えた。
『芽衣、凄い顔してるよ。ぶちゃいく!』
「私の可愛い顔が台無しよ」
と、
蓮がアフレコをしながら抱っこすると笑って私を見ていた。
やっぱり、親って凄いね。
親だからこそ、大変な事もあるだろうけど…最高に可愛いんだろうな。
それにしても、昨日未来の小さな赤ちゃんを見たせいか、芽衣が大きく感じた。
けど、きっと一歳の子どもからしたら普通な気がする。