すずくんが課題です
ざっと50枚はあるであろうレポート用紙の束を渡す。本当はもう少し多かったのだが、流石に先生も読むのが大変だろうと削ったのだ。それでも枚数制限オーバーしてしまったが。



「…………」



1枚読んで、顔色が。


2枚読んで、吐き気が?


3枚読んで……。



そしてすずくんは一応全部読み通し、長いため息の後どすの効いた声で一言。



「すぐ書き直せ。今書き直せ」


「えーん。せっかく徹夜で書いたのにぃぃ」





鬼のような形相をしたすずくん監督の元またはじめから、レポートを書き直すことになったのだった。


< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

神隠しの杜
椿灯夏/著

総文字数/54,734

ホラー・オカルト164ページ

表紙を見る
言ノ花の森
椿灯夏/著

総文字数/30,003

詩・短歌・俳句・川柳292ページ

表紙を見る
幻想月夜
椿灯夏/著

総文字数/5,563

絵本・童話26ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop