2章・めざせ転移門~異世界令嬢は神隠しに会う。
マイケルの異世界日記、ダンジョン
初めてダンジョンに入った、
マイケルはこの日、日記に記す。
┏┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓
【カフカス領期
ᛏᚹᛟ ᛏᚺᛟᚢᛋᚨᚾᛞ ᛏᚺᛁᚱᛏᚣ年】
ᚱᚢ ᚲᚢᛏᛟᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚾᛁᚺᚨᛁᛏᚢᛏᚨ
今日はルークとダンジョンに
入った。
ᚢ ᚱᛁᚢᛋᛁᛗᚨᚾᛟᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚺᚨᚢᛗᛁᚾᛟᚾᚨᚲᚨᚾᛁᚨᚱᚢ
ウーリウ藩島のダンジョンは
海の中にある。
ᛏᚢᚾᛟᛋᛁᛗᚨᚷᚨᛃᛟᚱᛁᛋᛟᚢᛃᛟᚢᚾᛁᚨᚱᛁ
2つの島が寄り添うようにあり、
ᛏᛁᛃᛟᚢᛞᛟᛋᛟᚾᛟᚨᛁᛞᚨᚲᚨᚱᚨᚨᛋᚨᚺᛁᚷᚨᚲᚨᛟᚹᛟᛞᚨᛋᚢᛒᚨᛋᛁᛃᛟᚷᚨᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚾᛟᛁᚱᛁᚷᚢᛏᛁᛞᚨᛏᚢᛏᚨ
ちょうどその間から朝日が顔を
出す場所がダンジョンの
場所だった。
海の波で食作されて
二分されたような島の下に
潜りこむと、
島の中に入る場所がある。
島というより
大きな岩島の中が
空洞なのだ。
島の足元の海に潜り
くぐりぬけて
空洞に一旦顔を出すと、
目の前に
タジン鍋のトンガリ帽子
みたいな岩山がある。
そこに
飛行能力を使ってトンガリ帽子の
頂上へ行くと、
穴が開いているのだ。
トンガリ山の火口みたいに
下へ穴が、続いていた。
つまり、
波のダンジョンに入るには、
潜水の能力で空洞島の内部に
入り、
尚且つ飛行能力で、
タジン鍋頂上の穴から
ダンジョン内部に入れる
技量を持たなければならない
という事だ。
この形状になっているから、
ダンジョン中の魔獣達は
簡単には出て来れないらしい。
外海の海魔獣は、
海の生物が魔力を蓄えて変化した
タイプで、もとは普通の生物。
けれども、ダンジョンの中の
魔獣は全く違うと、
冒険者ルークは教えてくれた。
夜が明けるのをじっと待つ。
魔獣は夜行性で、
朝は活動しないからとか。
波のダンジョン島でルークと
待機する。
朝焼けの空に
島の間から
朝日と出会えた瞬間は
とても感動的だった。
ダイヤモンドが
島の間に現れたみたい。
何より、
ルークの能力を付加してもらう
のには、ドキドキだった。
ダイヤモンド朝日の光に
照らされて、
ルークが
あたしの額に手を当てる。
額が温かくなって
周りに風が起きる。
ルークの掌から
風が生まれるような感じ。
これまでに
ギルドで、ウーリーを払って
潜水能力をモケに付加して
もらった事があるけど、
全然違う感覚。
あ、そもそもモケは
握手の形で付加したっけ。
1番効率がいいのは口からだって
ルークが言うけど、
さすがにそれはなし!!
とにかく
魔力がなくても、ルークが
大量の魔力を持ってるのが
付加されてる間でもガンガンに
わかった。
並々とした水の循環の帯が
太くてつよい。
額から、全身に注がれる感触が
すごくて、
へんな感じで、
くすぐったかった。
一応ルークには
対価を払ったけど絶対多めに付加
してくれてると思う。
潜水と飛行の能力を付加して、
2人で海に一旦潜って
島の内洞窟に入れば、飛行して
トンガリの穴に潜入。
タジン鍋の入り口は明らかに
人為的に作られている。
もしアラジンのランプの中に
入ったらきっと、こんな
感じ。
でも中は何階層にもなって深い。
ルークはいつも最下層目指して
深いダンジョンを進むらしいけど
今回は、あたしの為に
浅い階層だけダンジョンの案内を
してくれた。
洞窟みたいかなって、
思ってたけど、
岩の地下城みたいな迷路だった。
生き物も、宝物とかもないのは
浅い階層だからだね。
その代わり
植物が生い茂ってた。
薬師が使うんだって。
魔力って何でも使えるって
思ってたけど、
生老病死に関わる事象は
魔力では出来ない。
ヒーラーなんてのは、
聖女賢人レベルで希少だとか。
それにしても、あのダンジョン。
あの人為的な作り方は、絶対
大師が関わっている。
ダンジョンの入り口を狭くして、
ご丁寧に上から島を
被せているようなものだもん。
他の国には割りとたくさん
ダンジョンがあるのに、
カフカス王領国内では
ウーリウ藩島の
この波の島ダンジョンしか
ないってルークは
案内しながら言ってた。
そうだ!!
今度からルークに言ったら
能力の付加をしてくれるんだ!!
【ᚲᛁᛃᚢᚢ月ᛉᛁᛃᚢᚢᚺᚨᛏᛁ日
ᛗᛁᚲᚺᚨᛖᛚ・ᚣᚨᚾ】
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マイケルはこの日、日記に記す。
┏┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓
【カフカス領期
ᛏᚹᛟ ᛏᚺᛟᚢᛋᚨᚾᛞ ᛏᚺᛁᚱᛏᚣ年】
ᚱᚢ ᚲᚢᛏᛟᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚾᛁᚺᚨᛁᛏᚢᛏᚨ
今日はルークとダンジョンに
入った。
ᚢ ᚱᛁᚢᛋᛁᛗᚨᚾᛟᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚺᚨᚢᛗᛁᚾᛟᚾᚨᚲᚨᚾᛁᚨᚱᚢ
ウーリウ藩島のダンジョンは
海の中にある。
ᛏᚢᚾᛟᛋᛁᛗᚨᚷᚨᛃᛟᚱᛁᛋᛟᚢᛃᛟᚢᚾᛁᚨᚱᛁ
2つの島が寄り添うようにあり、
ᛏᛁᛃᛟᚢᛞᛟᛋᛟᚾᛟᚨᛁᛞᚨᚲᚨᚱᚨᚨᛋᚨᚺᛁᚷᚨᚲᚨᛟᚹᛟᛞᚨᛋᚢᛒᚨᛋᛁᛃᛟᚷᚨᛞᚨᚾᛉᛁᛃᛟᚾᚾᛟᛁᚱᛁᚷᚢᛏᛁᛞᚨᛏᚢᛏᚨ
ちょうどその間から朝日が顔を
出す場所がダンジョンの
場所だった。
海の波で食作されて
二分されたような島の下に
潜りこむと、
島の中に入る場所がある。
島というより
大きな岩島の中が
空洞なのだ。
島の足元の海に潜り
くぐりぬけて
空洞に一旦顔を出すと、
目の前に
タジン鍋のトンガリ帽子
みたいな岩山がある。
そこに
飛行能力を使ってトンガリ帽子の
頂上へ行くと、
穴が開いているのだ。
トンガリ山の火口みたいに
下へ穴が、続いていた。
つまり、
波のダンジョンに入るには、
潜水の能力で空洞島の内部に
入り、
尚且つ飛行能力で、
タジン鍋頂上の穴から
ダンジョン内部に入れる
技量を持たなければならない
という事だ。
この形状になっているから、
ダンジョン中の魔獣達は
簡単には出て来れないらしい。
外海の海魔獣は、
海の生物が魔力を蓄えて変化した
タイプで、もとは普通の生物。
けれども、ダンジョンの中の
魔獣は全く違うと、
冒険者ルークは教えてくれた。
夜が明けるのをじっと待つ。
魔獣は夜行性で、
朝は活動しないからとか。
波のダンジョン島でルークと
待機する。
朝焼けの空に
島の間から
朝日と出会えた瞬間は
とても感動的だった。
ダイヤモンドが
島の間に現れたみたい。
何より、
ルークの能力を付加してもらう
のには、ドキドキだった。
ダイヤモンド朝日の光に
照らされて、
ルークが
あたしの額に手を当てる。
額が温かくなって
周りに風が起きる。
ルークの掌から
風が生まれるような感じ。
これまでに
ギルドで、ウーリーを払って
潜水能力をモケに付加して
もらった事があるけど、
全然違う感覚。
あ、そもそもモケは
握手の形で付加したっけ。
1番効率がいいのは口からだって
ルークが言うけど、
さすがにそれはなし!!
とにかく
魔力がなくても、ルークが
大量の魔力を持ってるのが
付加されてる間でもガンガンに
わかった。
並々とした水の循環の帯が
太くてつよい。
額から、全身に注がれる感触が
すごくて、
へんな感じで、
くすぐったかった。
一応ルークには
対価を払ったけど絶対多めに付加
してくれてると思う。
潜水と飛行の能力を付加して、
2人で海に一旦潜って
島の内洞窟に入れば、飛行して
トンガリの穴に潜入。
タジン鍋の入り口は明らかに
人為的に作られている。
もしアラジンのランプの中に
入ったらきっと、こんな
感じ。
でも中は何階層にもなって深い。
ルークはいつも最下層目指して
深いダンジョンを進むらしいけど
今回は、あたしの為に
浅い階層だけダンジョンの案内を
してくれた。
洞窟みたいかなって、
思ってたけど、
岩の地下城みたいな迷路だった。
生き物も、宝物とかもないのは
浅い階層だからだね。
その代わり
植物が生い茂ってた。
薬師が使うんだって。
魔力って何でも使えるって
思ってたけど、
生老病死に関わる事象は
魔力では出来ない。
ヒーラーなんてのは、
聖女賢人レベルで希少だとか。
それにしても、あのダンジョン。
あの人為的な作り方は、絶対
大師が関わっている。
ダンジョンの入り口を狭くして、
ご丁寧に上から島を
被せているようなものだもん。
他の国には割りとたくさん
ダンジョンがあるのに、
カフカス王領国内では
ウーリウ藩島の
この波の島ダンジョンしか
ないってルークは
案内しながら言ってた。
そうだ!!
今度からルークに言ったら
能力の付加をしてくれるんだ!!
【ᚲᛁᛃᚢᚢ月ᛉᛁᛃᚢᚢᚺᚨᛏᛁ日
ᛗᛁᚲᚺᚨᛖᛚ・ᚣᚨᚾ】
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