ロート・ブルーメ~赤花~
思っていたほどのリアクションがないから分かりづらいけど。
これは驚き過ぎてリアクションに困るといった感じかも知れない。
「……でも、本当に大丈夫なの? あんな、怖い人の彼女になって」
怖い人と言われてキョトンとしてしまう。
そういえば日葵は紅夜のことを震えるほど怖がっていたっけ。
あたしにはいじわるだけど、比較的優しくて甘いからすぐにはピンと来なかった。
「確かに怖い部分もある人だけど、ちゃんと彼女として扱ってくれるし……いじわるだけど優しいよ?」
本人には優しくないなんて言ったけど、やっぱり甘くて優しいとも思う。
それでもやっぱり初めに会ったときの印象が強いのか、日葵は「本当に?」と疑わしい目で見てくる。
「本当だよ」
あたしを心配して言ってくれてるのは分かってたから、ちゃんと真っ直ぐ日葵の目を見返す。
嘘も偽りも無いってことを分かってもらえるように。
しばらくあたしの目を真剣に見ていた日葵は、フッと目の力をぬいた。
「分かった。正直ちょっと信じられない気持ちはあるけど、美桜を信じるよ」
「ん、ありがとう日葵」
そうしてドリンクを飲んで一息つく。
長々と話したので結構喉が渇いていたみたいで、一気に半分くらい飲んでしまった。
これは驚き過ぎてリアクションに困るといった感じかも知れない。
「……でも、本当に大丈夫なの? あんな、怖い人の彼女になって」
怖い人と言われてキョトンとしてしまう。
そういえば日葵は紅夜のことを震えるほど怖がっていたっけ。
あたしにはいじわるだけど、比較的優しくて甘いからすぐにはピンと来なかった。
「確かに怖い部分もある人だけど、ちゃんと彼女として扱ってくれるし……いじわるだけど優しいよ?」
本人には優しくないなんて言ったけど、やっぱり甘くて優しいとも思う。
それでもやっぱり初めに会ったときの印象が強いのか、日葵は「本当に?」と疑わしい目で見てくる。
「本当だよ」
あたしを心配して言ってくれてるのは分かってたから、ちゃんと真っ直ぐ日葵の目を見返す。
嘘も偽りも無いってことを分かってもらえるように。
しばらくあたしの目を真剣に見ていた日葵は、フッと目の力をぬいた。
「分かった。正直ちょっと信じられない気持ちはあるけど、美桜を信じるよ」
「ん、ありがとう日葵」
そうしてドリンクを飲んで一息つく。
長々と話したので結構喉が渇いていたみたいで、一気に半分くらい飲んでしまった。