ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「そうですよー。こんなふうに監視されるなんてまっぴらごめんですよ。よかったー。うち、貧乏で」
「監視!?」
「えっ?違うんですか?付き合ってる相手まで調べられたあげくにその相手の働き口に圧力かけるとか、どんだけ汚いんですか。私のような庶民からしたら、ドン引きですよ」
「ドン引き……!?」
聖子さんは顔をひきつらせていた。
「いい年した、息子の結婚なんて好きにさせてあげればいいじゃないですか」
「何も知らないあなたが何を言っているの!?」
「知らないですけど。あ、コーラにレモンいれると美味しいんですよ。どうぞ」
輪切りのレモンを鼻っ面に押し付けると、私の気迫に負けて聖子さんは黙った。
口にレモンをいれられなかっただけ、ありがたいと思ってよ?
直真さんを見ると、額に手をあてていた。
「とにかく!海外支店の件を白紙に戻してほしいのだが」
「監視!?」
「えっ?違うんですか?付き合ってる相手まで調べられたあげくにその相手の働き口に圧力かけるとか、どんだけ汚いんですか。私のような庶民からしたら、ドン引きですよ」
「ドン引き……!?」
聖子さんは顔をひきつらせていた。
「いい年した、息子の結婚なんて好きにさせてあげればいいじゃないですか」
「何も知らないあなたが何を言っているの!?」
「知らないですけど。あ、コーラにレモンいれると美味しいんですよ。どうぞ」
輪切りのレモンを鼻っ面に押し付けると、私の気迫に負けて聖子さんは黙った。
口にレモンをいれられなかっただけ、ありがたいと思ってよ?
直真さんを見ると、額に手をあてていた。
「とにかく!海外支店の件を白紙に戻してほしいのだが」