ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「瑞生様と話し合い決定したことです。なんの処罰もなく、本社に置いておくわけにはいきません」
「直真君。正直、君が私の処遇を決めるのは不満だ。どうせ、直真君が今回のことを瑞生さんに進言したのだろう?」
「そうよ。瑞生さんがおっしゃられたことなら、よろしいけれど。直真さんが決めるなんてねえ?」
なんか、もー。めんどくさいなー。
スマホを手にして言った。
「もー、おじいちゃんに電話します?会長なら、息子と孫の仲裁をしてくれますよ」
「「やめろ!!!」」
常務も直真さんも同時に止めた。
「有里。お前、ジジイに連絡してるのか!?」
「たまに。気が向いたら、写メ送ってますよ」
ほら、と会長から送られてきた鯉の画像を見せた。
「この鯉が今、一番お気に入りだそうですよ」
三人は静かに鯉の画像を眺めていた。
「海外支店に行くか、今、ここで会長に電話されるか。選んでください」
「直真君。正直、君が私の処遇を決めるのは不満だ。どうせ、直真君が今回のことを瑞生さんに進言したのだろう?」
「そうよ。瑞生さんがおっしゃられたことなら、よろしいけれど。直真さんが決めるなんてねえ?」
なんか、もー。めんどくさいなー。
スマホを手にして言った。
「もー、おじいちゃんに電話します?会長なら、息子と孫の仲裁をしてくれますよ」
「「やめろ!!!」」
常務も直真さんも同時に止めた。
「有里。お前、ジジイに連絡してるのか!?」
「たまに。気が向いたら、写メ送ってますよ」
ほら、と会長から送られてきた鯉の画像を見せた。
「この鯉が今、一番お気に入りだそうですよ」
三人は静かに鯉の画像を眺めていた。
「海外支店に行くか、今、ここで会長に電話されるか。選んでください」