ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
しかも、シャツのボタンを外して眠っている。
家に仕事を持ち帰り、そのまま眠ってしまった時のものだ。
あいつ!
雅冬は笑い、仁礼木は笑いをこらえていたが、瑞生は表情を変えずに
「直真、無防備過ぎるんじゃないか」
と、コメントした。
ふ、ふざけんなよ!あのバカ!
「嫁のいるところでは可愛らしい顔をしているな。直真」
ジジイは勝ち誇った顔をしていた。
有里っ!
帰ったら覚えておけよ!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「有里っっ!お前、マジでふざけんなよっ!」
バンッと玄関のドアを開け、イライラしながらリビングに入ると、そこには幸せそうな顔をして眠る有里の姿があった。
「うーん、直真さん」
寝言か。なんだ。
俺の夢か。
なんとなく、気勢を殺がれ、有里の顔を見た。
平和そうな顔しやがって。
「風邪引くだろ」
キスをしようと顔を近づけると―――
「キャラは、消さないで」
家に仕事を持ち帰り、そのまま眠ってしまった時のものだ。
あいつ!
雅冬は笑い、仁礼木は笑いをこらえていたが、瑞生は表情を変えずに
「直真、無防備過ぎるんじゃないか」
と、コメントした。
ふ、ふざけんなよ!あのバカ!
「嫁のいるところでは可愛らしい顔をしているな。直真」
ジジイは勝ち誇った顔をしていた。
有里っ!
帰ったら覚えておけよ!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「有里っっ!お前、マジでふざけんなよっ!」
バンッと玄関のドアを開け、イライラしながらリビングに入ると、そこには幸せそうな顔をして眠る有里の姿があった。
「うーん、直真さん」
寝言か。なんだ。
俺の夢か。
なんとなく、気勢を殺がれ、有里の顔を見た。
平和そうな顔しやがって。
「風邪引くだろ」
キスをしようと顔を近づけると―――
「キャラは、消さないで」