ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「おじいちゃんから、もらいました。直真さんの寝顔画像と引き換えに」
引き換えるなよ。
「おじいちゃんは直真さんのこと、知ってたんですよ。時々、見に行ってたらしいです。本当は引き取りたかったみたいですよ。初孫ですから、可愛かったんですよ」
「ジジイが、そんなこと思うか!気持ち悪いこと言うな!」
「はあ、まったく素直じゃないんだから」
有里はため息をつき、ノートパソコンを片付けた。
「直真さんの学生服、ステキですね」
有里ははた、と立ち止まり、振り返りスマホを見せた。
「スマホの待ち受けにするんじゃねえ!」
全然こたえてないだろ!
まったく、あいつは何をするかわからない。
けれど―――
ジジイの骨くらい拾ってやる。
それくらいは思えるようにはなったのは確かだった―――
引き換えるなよ。
「おじいちゃんは直真さんのこと、知ってたんですよ。時々、見に行ってたらしいです。本当は引き取りたかったみたいですよ。初孫ですから、可愛かったんですよ」
「ジジイが、そんなこと思うか!気持ち悪いこと言うな!」
「はあ、まったく素直じゃないんだから」
有里はため息をつき、ノートパソコンを片付けた。
「直真さんの学生服、ステキですね」
有里ははた、と立ち止まり、振り返りスマホを見せた。
「スマホの待ち受けにするんじゃねえ!」
全然こたえてないだろ!
まったく、あいつは何をするかわからない。
けれど―――
ジジイの骨くらい拾ってやる。
それくらいは思えるようにはなったのは確かだった―――