ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「有里さんじゃなくて?珍しいお顔を拝見したから、ご挨拶をと思いましたのよー。有里さん、聞きましてよ。結婚式は身内だけでなさるそうね」
今日、会社の方に言ったばかりなのにもう耳に入ってるなんて、とんだ地獄耳だよ!
その耳、塞いでくれるわ!と意気込んだ。
「皆さん、お忙しいのに時間を割いていただくのは悪いなーって思ったんです。あ!でも、専務夫人はあまり時間を気にされない方ですよねー」
「どういう意味かしら?」
「友達との会食や集まりに一時間以上の遅刻は当たり前とか。飛行機の搭乗時間が間に合わないとかで飛行機を止めたことあるんですよね」
「な、なぜそれをっ!!」
「それから新幹線で―――」
「有里さん!もう言わなくてよろしいわ!」
専務夫人は赤い顔をし、逃げるようにして、少しずつ離れて行った。
よし!まずまず。
ふう、いい仕事した。
今日、会社の方に言ったばかりなのにもう耳に入ってるなんて、とんだ地獄耳だよ!
その耳、塞いでくれるわ!と意気込んだ。
「皆さん、お忙しいのに時間を割いていただくのは悪いなーって思ったんです。あ!でも、専務夫人はあまり時間を気にされない方ですよねー」
「どういう意味かしら?」
「友達との会食や集まりに一時間以上の遅刻は当たり前とか。飛行機の搭乗時間が間に合わないとかで飛行機を止めたことあるんですよね」
「な、なぜそれをっ!!」
「それから新幹線で―――」
「有里さん!もう言わなくてよろしいわ!」
専務夫人は赤い顔をし、逃げるようにして、少しずつ離れて行った。
よし!まずまず。
ふう、いい仕事した。