ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
弟は呆れながら、ポテチの袋を手にしていた。
そして、自分用にちゃっかり新作を買っている。
これだから、末っ子は。
「さー、帰ったら、またダラダラしよー」
まだ日曜日は終わらない。
スキル上げでもしよっと!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
月曜日、家の前に黒塗りの車がとまっていた。
「おはようございます」
運転手さんが挨拶をする。
「はあ、おはようございます。なにかありました?」
「直真様がお待ちです」
「社長が?」
う、うわあ。
改めてみるとえらそーな車だな。
「どうぞ」
ドアを開けてくれた。
「あ、どうもありがとうございます」
「おはよう。有里さん」
朝に相応しいさわかな笑顔で社長が座っていた。
「すみません。なにかトラブルがありましたか?」
「とりあえず、乗ってくれるかな」
「はい」
「社長秘書という立場上、妬まれて他の社員から嫌がらせを受けると思うのですが、大丈夫ですか?」
そして、自分用にちゃっかり新作を買っている。
これだから、末っ子は。
「さー、帰ったら、またダラダラしよー」
まだ日曜日は終わらない。
スキル上げでもしよっと!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
月曜日、家の前に黒塗りの車がとまっていた。
「おはようございます」
運転手さんが挨拶をする。
「はあ、おはようございます。なにかありました?」
「直真様がお待ちです」
「社長が?」
う、うわあ。
改めてみるとえらそーな車だな。
「どうぞ」
ドアを開けてくれた。
「あ、どうもありがとうございます」
「おはよう。有里さん」
朝に相応しいさわかな笑顔で社長が座っていた。
「すみません。なにかトラブルがありましたか?」
「とりあえず、乗ってくれるかな」
「はい」
「社長秘書という立場上、妬まれて他の社員から嫌がらせを受けると思うのですが、大丈夫ですか?」