ネトゲ女子は社長の求愛を拒む
「プリンとヨーグルト、バナナありますよ。それ、食べててください。私、なんか作りますよ」

「いや、そこまでしてもらうわけには」 

宮ノ入(みやのいり)会長から面倒見てやってくれって言われているので」

「ジジイから!?」 

なにを企みやがってんだ。
あの野郎。

「もー。ちゃんとおじいちゃんって呼んだらどうですか。まだ反抗期なんですか?あ、パジャマ、着替えておきますか」

「誰が反抗期だ!ぬ、脱がすな!」

いきなり、ボタンを外し始め、脱がそうとする。
何をしているんだ。こいつ!

「あ、男兄弟でなれているんで。大丈夫ですよ」

「恥じらいがなさすぎる!」

「下も脱がします?」

「やめろ!」

「じゃあ、自分で着替えてください」

「わかった」

脱がしたことはあっても脱がされたことはない。
怖いもの知らずもいいところだ。この女。

「兄弟いるのか」

「そうなんですよ。兄と弟がいて」
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