初恋は忘れられない!

平々凡々な人生を過ごしてきた。
特別何かができるわけでもなく、勉強も運動もそこそこで、クラスでは中の中。

でもそんな自分に不満があるとかじゃなくて、それなりに平和な毎日が結構好きだったりする。


彼を目で追っていたのは偶然だった。

授業中黒板の方を見上げるとその延長線上に彼の席があっただけ。

だからなんの違和感もなく自然と私の視界に入っていた。


恋だなんて思っていなかった。

だってほとんど話したこともないただのクラスメイトだし、正直顔もちゃんと真正面から見たことない気がする。


でも胸が高鳴るのはなんでだろう。
好きってなんだろう。

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