Present for you〜Lady side〜
「彼方さん、早く行こう。いいものがなくなっちゃう」
ずっと抱き着いてくるので、私はポンポンと軽く彼方さんの背中を叩く。彼方さんは「うん……」とちょっと不満そうな声をしながらも離してくれた。
手を絡め、百貨店へと向かって歩く。私は久しぶりのデートで頭がいっぱいで、彼方さんの細かな表情を見ていなかった。これをのちに後悔することになる……。
百貨店についてから、私と彼方さんは一緒にそれぞれ見たいものを見て回る。私はメイク用品やキッチン用品、彼方さんは本や食器を買う。お昼にはおいしいオムライスを二人で食べた。
「次、どこに行く?」
オムライスのお店を出てすぐ私が訊ねると、彼方さんは地図をチラリと見て口を開く。
「服、見に行ってもいいかな?」
「いいよ!一緒に選ぶ」
てっきり彼方さんの服を選ぶのかと思ったんだけど、彼方さんが私の手を引いて入っていくのは女性もののお店だ。
「彼方さん、ここって女性用のお店だよ」
「そうだよ。未来ちゃんにプレゼントしたくて」
ずっと抱き着いてくるので、私はポンポンと軽く彼方さんの背中を叩く。彼方さんは「うん……」とちょっと不満そうな声をしながらも離してくれた。
手を絡め、百貨店へと向かって歩く。私は久しぶりのデートで頭がいっぱいで、彼方さんの細かな表情を見ていなかった。これをのちに後悔することになる……。
百貨店についてから、私と彼方さんは一緒にそれぞれ見たいものを見て回る。私はメイク用品やキッチン用品、彼方さんは本や食器を買う。お昼にはおいしいオムライスを二人で食べた。
「次、どこに行く?」
オムライスのお店を出てすぐ私が訊ねると、彼方さんは地図をチラリと見て口を開く。
「服、見に行ってもいいかな?」
「いいよ!一緒に選ぶ」
てっきり彼方さんの服を選ぶのかと思ったんだけど、彼方さんが私の手を引いて入っていくのは女性もののお店だ。
「彼方さん、ここって女性用のお店だよ」
「そうだよ。未来ちゃんにプレゼントしたくて」