Present for you〜Lady side〜
玄関で靴を履き、ドアノブに手をかけて外に出ようとすると、背後から拓也に抱き締められる。拓也の声は震えていて、寂しがる子どものように泣きじゃくっていた。
別れようと思うたび、彼の涙に絆されて関係をズルズル続けてしまった。でも、これ以上束縛されるのはもう限界!あたしは彼の方を向き、キッパリと言う。
「もうその涙に騙されたりしない。あたしはもう、あなたのことなんて嫌い。もう束縛されるのは嫌なの!もう自由にさせて!!」
そう言った瞬間、彼の目から光が消える。ブツブツとホラー映画のように何かを小声で言い始め、あたしの心に恐怖が芽生えた。慌てて逃げようとドアノブに再び手をかける。でも、無防備に背中を向けたのがいけなかった。
「俺のこと嫌い?俺と別れたい?ダメだなぁ〜。そんな悪い子にはお仕置きしなきゃ」
ククッ、と背後から聞こえてくる笑い声。その言葉の意味を理解する間もなく、首すじにバチンと痛みが走ってあたしの意識は暗闇の中に落ちていく。
「おやすみ、真冬」
別れようと思うたび、彼の涙に絆されて関係をズルズル続けてしまった。でも、これ以上束縛されるのはもう限界!あたしは彼の方を向き、キッパリと言う。
「もうその涙に騙されたりしない。あたしはもう、あなたのことなんて嫌い。もう束縛されるのは嫌なの!もう自由にさせて!!」
そう言った瞬間、彼の目から光が消える。ブツブツとホラー映画のように何かを小声で言い始め、あたしの心に恐怖が芽生えた。慌てて逃げようとドアノブに再び手をかける。でも、無防備に背中を向けたのがいけなかった。
「俺のこと嫌い?俺と別れたい?ダメだなぁ〜。そんな悪い子にはお仕置きしなきゃ」
ククッ、と背後から聞こえてくる笑い声。その言葉の意味を理解する間もなく、首すじにバチンと痛みが走ってあたしの意識は暗闇の中に落ちていく。
「おやすみ、真冬」