Present for you〜Lady side〜
5、ずっとずっと愛してる
今年で二十八歳。高校や大学の時の同級生の結婚の連絡が来るのも珍しい話ではなくなってきた。結婚式の招待状が届くたび、「いいなぁ〜」と呟いてしまう。そして、次に招待状を出せるのが私だったらな、と考えてしまうのだ。
私にも付き合って八年、同棲して五年になる彼氏がいる。そろそろ結婚したいって言いたいけど、でもこういうのって女性の方から切り出していいことなのかな?最近はそんなことをずっと考えてしまう。
「杏菜(あんな)、どうしたの?」
夕食のビーフシチューを食べている時に結婚のことを考えてしまい、食べる手が止まってしまう。すると、目の前に座っている陵(りょう)くんが心配そうに私を見つめた。
「ここ最近、ボウッとしちゃうこと多いよね?体調悪い?病院で診てもらう?」
めちゃくちゃ心配してくれる陵の優しさに胸が温かく鳴る。陵はいつもそうだ。私のちょっとした変化に気付いてくれる。そんな優しいところに惹かれた。
「ちょっと考え事してただけ。心配してくれてありがとう」
私にも付き合って八年、同棲して五年になる彼氏がいる。そろそろ結婚したいって言いたいけど、でもこういうのって女性の方から切り出していいことなのかな?最近はそんなことをずっと考えてしまう。
「杏菜(あんな)、どうしたの?」
夕食のビーフシチューを食べている時に結婚のことを考えてしまい、食べる手が止まってしまう。すると、目の前に座っている陵(りょう)くんが心配そうに私を見つめた。
「ここ最近、ボウッとしちゃうこと多いよね?体調悪い?病院で診てもらう?」
めちゃくちゃ心配してくれる陵の優しさに胸が温かく鳴る。陵はいつもそうだ。私のちょっとした変化に気付いてくれる。そんな優しいところに惹かれた。
「ちょっと考え事してただけ。心配してくれてありがとう」