Present for you〜Lady side〜
「あのさ、どうして急に呼び出したの?」
そう訊ねると、目の前にいる彼は恥ずかしそうにする。顔だけでなく耳まで赤くなり、インテリを思わせるメガネの奥にある二重の目はあちこち動いていた。
「風雅くん?」
「あぁ、これをお渡ししたくて……。もうすぐお誕生日でしたよね?」
風雅くんに手渡されたのは、小さなおしゃれな箱。中に入っていたのはバラをモチーフにしたピアスが入っていた。これを風雅くんが選んでくれたと思うと嬉しくて、ついニヤけてしまう。
「ありがと!嬉しいなぁ〜」
私がそう笑ってピアスをつけようとすると、その手をギュッと風雅くんに包まれる。そして、「どうしてピアスを選んだか、教えますね」と言って話を始める。
ヨーロッパでは、女の子が産まれるとすぐに耳にピアスを開ける習慣があるんだって。それは、悪い魔物などから身を守るためらしい。ピアスはその昔、魔除けのお守りとして使われていたんだって。
そう訊ねると、目の前にいる彼は恥ずかしそうにする。顔だけでなく耳まで赤くなり、インテリを思わせるメガネの奥にある二重の目はあちこち動いていた。
「風雅くん?」
「あぁ、これをお渡ししたくて……。もうすぐお誕生日でしたよね?」
風雅くんに手渡されたのは、小さなおしゃれな箱。中に入っていたのはバラをモチーフにしたピアスが入っていた。これを風雅くんが選んでくれたと思うと嬉しくて、ついニヤけてしまう。
「ありがと!嬉しいなぁ〜」
私がそう笑ってピアスをつけようとすると、その手をギュッと風雅くんに包まれる。そして、「どうしてピアスを選んだか、教えますね」と言って話を始める。
ヨーロッパでは、女の子が産まれるとすぐに耳にピアスを開ける習慣があるんだって。それは、悪い魔物などから身を守るためらしい。ピアスはその昔、魔除けのお守りとして使われていたんだって。